
| 山城地方の古代は、木津川を介して渡来人狛氏が住みついたと言われています。山城町の高麗寺跡がそのことを語り伝えています。 その後、平城京が置かれたときには、現在の木津町は、都への木材集積の港湾都市として栄え、その事情から「木の津」と名づけられました。 また、奈良時代半ばの混乱期には、聖武天皇によって、現在の加茂町の瓶原という地に、わずか3年余りですが、「恭仁京」という都が移されました。ここに都が置かれたのは、木津川の存在も大きな理由でしょう。 なお、平安時代以降は、加茂町・当尾の里に浄瑠璃寺・岩船寺が置かれ、鎌倉時代ごろの石仏とともに仏教文化の息づく里となり、当地を訪れる人々に時代を超えたノスタルジックな魅力を与えています。 また、南北朝動乱の時代には、笠置山が舞台となったり、奈良の興福寺の力が浸透して山城国一揆などに影響を及ぼしました。 山城地方の代表的な特産品は茶。「宇治茶」というブランドで有名です。緑茶の発祥地は宇治田原町で、鎌倉時代に栄西によってもたらされました。その後、宇治田原や和束を中心に茶畑が広がり、印象的な風景を現代に伝えています。 |